私は、逃亡された実績が無く蜂友からの状況報告と巣箱の検証結果より推測される要因を紹介ます。 ➀放球群を網や袋に取り込み逆さに置いた巣箱に落とし込んだ群れ ➁巣箱の設置場所への移動でストレスが掛かった場合 ➂巣箱やスノコ枠を重ねた際に、箱や枠の密着が悪く「光の漏れ」「隙間風」等が見られる巣箱構成の場合。 ④巣箱への蜜蝋の塗り込み不十分等が考えられます。 但し、これらの要因と思われる事項は、あくまでも巣箱の状態や蜂の扱い方の差から推測した物で、「蜂から聞いた訳でも無く」蜂に対する出来る限りの優しく接する事で逃亡は防ぐ事か出来る様に私は思います。
強制捕獲した場合、「探査蜂が帰る前に捕獲群を移動すべき」との発言を耳にしますが、私の場合は、強制捕獲した場所に暗く成るまでその場に置いています。その理由は、探査蜂の観察結果は分蜂前から探査を開始して居る様に感じている為です。待箱にキンリョウヘンをセットした場合は、キンリョウヘンと巣箱に探査蜂は来るが、暗く成る頃には待箱からいなくなります。但し、一部の雄蜂と働き蜂はキンリョウヘンに留まる物も居ます。しかし、探査蜂の多くは夜には元巣に戻る様に感じています。そこで「探査蜂達が戻るまで本体を移動せず」を長年実行している次第です。ただ、強制捕獲した群れが数時間後いなくなり元巣に戻ったケースも有ります。この場合の多くは、 蜂達がざわついた状態で(女王が来ていない)捕獲したケースでした。
ミツバチの分蜂形態は、多くのケースが存在し、地域・環境・天候などの違いによるものか、多種多様のケースが有る様です。この記事は、自身が経験したケースで感じ取った感触を書いていますが、「蜂との会話」で得られたものでは無く、分蜂の数日まえから探査蜂達が良い場所を見つけていたとすれば、分蜂直後に放球もせずに見定めた場所に飛び去ると思える群れも見受けられます。また、蜂球群が「数十分で飛び去る群」「一昼夜留まる群れ」も有るのも事実です。日本蜜蜂の群れは群れ毎に分蜂の行動形態は異なています。この件からも似通った動きのパターンは有るものの、定量的パターンで決めつけられないのも事実ですね。今回記載した事項も私の観察結果からの推測であり、皆さんが自己責任による解釈を頂ければ幸いです。
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