今期もアカリンダニの寄生に注意

今期もアカリンダニの寄生に注意

今期も12月までに数件の発生が確認されています。早期発見・早期対策が群れを救う唯一の方法です。「寒い時期たから…底板を開けずに見守る」との考えは捨てて夜暗く成った時に内検する事をお勧めします

初期の見分け方 ①巣板1枚がむき出しに成ったらアカリンダニの寄生と判断すべきです。お湯+メントール駆除を即座に行って下さい。 理由⇒初期段階は蜂が死んでも健康な蜂が多い為、即刻運び出して巣箱から離れた場所に捨てに飛び出す為巣箱周りには死骸は有りません。➁巣板が2~3枚見えだすと巣箱周りを徘徊蜂が見えだし、下痢便も確認されると思います。➂巣板の真ん中に円形に蜂達が集まる状態に成ると蜂は全体の1/4に激減したと推測され、駆除しても救済できかわ女王の元気度合いで確率は50%と思われます

アカリンダニが寄生した場合、巣板が見えだした時点で万延していると捉えるべきです。通常1週間で1/3づつ蜂が減少し1ヶ月で全滅に至るケースが多いと思われます

駆除方法の要点④メントールはお湯(水)には絶対とけませんのでお湯はメントールを気化させる為の熱源と理解して下さい。➄今まで30gにお湯30~50ccとお伝えしましたか、外気温の影響で80℃以上のお湯の冷え方が異なります。そこでお湯が常温(15℃以下)に到達する時間が45分以内ならお湯を増やしても問題は起きないと思います。

現在使用する容器は蓋に穴を大きく開け、玉ねぎネットを張って使用しています。

容器⇒ポリプロピレン製 -20~+140℃ 容積 200ml 外観は⇒75×75×45㎝(写真参照)

スノコ枠の注意点➅スノコの上に作られた盛上げ巣やスリットに蓋をされた蜜蝋は、全て奇麗に取り除いて下さい。理由⇒スノコの上でメントールを気化させた際、ガスが巣箱内にスムースに下ろす為と理解して下さい。